labyrinthus imaginationis

想像力ノ迷宮ヘヨウコソ…。池田真治のブログです。日々の研究のよどみ、そこに浮かぶ泡沫を垂れ流し。

2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ラッセルのタイプ理論とゲーデルの哲学

ラッセルのタイプ理論の初期受容に関して,ゲーデルの哲学を考察する.まず,ゲーデルの「ラッセルの数理論理学」(1944)におけるタイプ理論批判の論点を確認する.その論文でゲーデルは,論理に対するラッセルの実在論的態度を受け入れ,その思想的起源を…

応用哲学会ワークショップのアブスト。

発表要旨

ライプニッツ国際会議で発表する要旨の草稿ができた。 Boundary and Modality: A Metaphysical Aspect of Leibniz’s Continuum ProblemShinji IKEDA (Université de Provence, Aix-en-Provence)Abstract Leibniz approached to the Continuum Problem from m…

今日は昨日より体調がまし。 午前中にいくつか書類をこなす。履歴書の写真は、どうしたらよいかな。 きちんとスーツを着て撮りに行くべきだよな。 アプリケーションの要旨がまだ定まらぬ。ふぅふぅ言いながら作業。

De Risiさん

リンクをみつけました。 http://www.mpiwg-berlin.mpg.de/en/staff/members/vderisi ライプニッツの形而上学を幾何学の著作(多数の未公刊遺稿を含む)から再解釈を試みた、新進気鋭の研究者です。 日本では、稲岡さんがライプニッツの幾何学の哲学を専門に…

【人間思想のアルファベット】

ALPHABET OF HUMAN THOUGHTS (ALPHABETUM COGITANDI).ライプニッツは、少数の単純者の結合によって複合的事物の無限な多様性に達することが可能であるという考えを含む、諸計画に没頭していた。 彼の人間思想の「アルファベット」は、それら自体を通じてのみ…

世知辛い世の中だぜ、イェー!! 体調不良で、今月末のきついことったら。 生きるって大変ですなあ。でもすばらしいことなんでしょうな。

スアレス関係リンク集

Sydney Penner's HP http://www.sydneypenner.ca/suarez.html スアレス専門家によるリンク集。全集へのpdf直リンクがあり、充実している。 Opera omnia / Francisci Suarez http://cdigital.dgb.uanl.mx/la/1080042136_C/1080042136_C.html 全集のスキャンが…

ライプニッツのメレオロジー

第2回ライプニッツ協会(2010.11.13-14)における、松田先生の発表論文「ライプニッツのメレオロジー序論――多元論か一元論か」を読む。研究がかぶっているところもあって、一方では興味深く、他方では恐れ多くも批判的に読むことをこころがけた。 巷では流行っ…

第9回ライプニッツ国際会議への応募。えー、どこに応募を送ればいいのじゃ? どこそこに送れとか、応募のフォ−マットも何も書いていないんだが。e-mailじゃだめなのかな?手紙だと今週中には出さないといけないでござる。http://www.gottfried-wilhelm-leibn…

今週のバッハ。

久しぶりにバッハを聴く。 Jaap ter Linden。 演奏に深さというか、コンセプトを感じます。最近お気に入りのチェリストです。 http://www.youtube.com/watch?v=OFXm6CvbvV8&feature=related ちょこっと、トン・コープマンが映っている気がする。 二回弾いた…

It's such a cold world that I can't let myself go out for a break. Beat it!解析とライプニッツ。あんまり進まず。関係ないけど、笑わせていただきました。たろうさんという方。プロの犯行ですね。 http://www.nicovideo.jp/watch/sm9857894

ライプニッツ英訳サイト

錬金術……知らないし、わからないです。 「実体の花」(flower of substance)とはなんでせう?と思ってググったら、ライプニッツと「実体の花」の問題で論文を書いている、Strickland Lloydという方のサイトに行きあたりました!どんぴしゃ! LEIBNIZ, THE “FL…

【錬金術】

ALCHEMY(CHEMIA).ライプニッツは若い頃、17世紀中葉に自然哲学に従事していたものの常として、錬金術に興味を持った。1666‐1667年頃、彼はニュルンベルクの錬金術協会に雇われて、金を作成する計画に実際加わっていた。 しかし、錬金術はよりいっそう疑似科…

誕生日だ。今日くらいはまじめに一日中勉強しよう。そうしよう。朝、ノルマ、ロジック研。さぼりすぎててフォローできていなかった。 昼、海老グラタンを作って食べた。おなかいっぱい。フラクタル第2話視聴。ネットで情報収集。 夕、散歩行きたい気もするが…

Gallica Mathdoc

本日の解析研で話題になったアーベルを少し調べていたら、Gallica Mathdocという数学論文サイトを見つけました。 19世紀〜20世紀初頭の数学史をやる方にとっては、重宝しそうですね。ここら辺めっちゃやりたいっす。。。 ポータル http://math-doc.ujf-greno…

朝、解析研。 『解析入門I』V, 4,無限交代級数についての定理およびアーベルの定理のところ。前者の一般化が後者になっているようだが、確かにO氏が注目したように、このギャップはすごいなあ。 やばい、解析おもしろい!仕事が手に付かないでおじゃる! …

【寄せ集め】

AGGREGATE(AGGREGATUM/AGRÉGAT).ライプニッツにとって唯一真な存在者とは、真に一なるものども、すなわち、本質的に不可分な存在物である。ライプニッツは、これらの存在者を、たとえば羊の群れや音楽団といった、ただの寄せ集めによる存在者にすぎないもの…

【アダムの言語】

ADAMIC LANGUAGE・「アダムの」言語とは、神によってアダムに与えられたとされる言語のこと。それは、神がアダムに言語を教え、事物の名前を与えたが、その際、アダムにそれら事物の本質を直観することができるようにしたという逸話に由来する。・アダムの言…

ラブーアン氏から「古典期の数理哲学セミナー」の案内が届いた! メーリング・リストに組み入れてくれたようで、そのことが何よりもうれしい。 あいにく、呼んでいただいたセミナーの日は、こちらで仕事があって出れないのだけれども・・・パリだし・・・し…

【作用(能動)】

ACTION(ACTUS)・ライプニッツはactioあるいはactivitasを、外延性(extensio)に加え、物体的実体の概念に必要なものを言及するために用いる。 ・ライプニッツによれば、あらゆる実体は能動的であり、能動性を持たないところにはいかなる事物(実体)も存在し…

風邪もほぼ直ったみたいです。ようやく心身が通常レベルに戻ったので、通常ノルマをこなしつつ、がんばっていきたいです。

『フラクタル』視聴

『フラクタル』視聴。なんかずるいなあ、いいのかなあ、という印象。空から落ちてくる少女でラピュタを、少女を追いかける3人組でナディアを、一軒家に住む少年でコナンを、という感じで、ラピュタ+ナディア+コナンであるという印象はぬぐえない。おそら…

twitterで「不可識別者同一の原理」が話題に上ったが、tenapiさんからMycielskiがライプニッツの不可識別者同一の原理について、集合論的に扱っていることを知った。おそらくその後をついで、まとめた論文があったのでメモ。Ali Enayat, "Leibnizian models …

パリ出張から帰宅。貴重な会議であった。師匠が、目の治療後、オサレなメガネをかけていた。会議では日ラ協会との連携が話題に上った。ラブーアン氏がようやく目を合わせてくれた。ド・ブゾン教授はバリトン・ボイスであった。アンフレイ氏は自転車のヘルメ…

【アクタ・エルディトールム】

ACTA ERUDITORUM・直訳すれば、『学者の報告』ないし『学者の活動』を意味する。・1682-1731年にライプニッツで出版された、学術雑誌である。ライプニッツの支持を得てオットー・メンケ(Otto Mencke)によって設立され、メンケは1707年まで編集者を務めた。…

ゲーデル・セミナー@マルセイユ。一日中、みっちりドイツ語漬け。少しは身につけ。ボスとの話で、国際論文2本を書くことが決まった。ヒー。 すでに国際発表2つあるんだけども。ども。

【偶有】

ACCIDENT(ACCIDENS/ACCIDENT) アリストテレスおよびスコラの哲学の専門用語。ある事物の特徴で、その本有でない部分を指す。したがって、ある事物の偶有的性質とは、その事物がそれであるためには不要であるような、任意の性質であろう。ライプニッツはこの…

【諸学アカデミー】

ACADÉMIE DES SCIENCES フランス諸学アカデミーは、デカルトの友人、マラン・メルセンヌ(Marin Mersenne, 1588-1648)と結びついた非公式な団体として始まった。公式には1666年にあることになって、そのときにはクリスティアーン・ホイヘンス([正確にはク…

朝ノルマをこなし、ゲーデル会議のためマルセイユへ向かう。午後からと言うので、2時に行ったが、実際に始まったのは5時頃。連絡や編集方法について談義。アルカザールに用があったので、6時30頃退出。帰って夕飯はラーメンとビール。ノルマをこなして、就寝…