labyrinthus imaginationis

想像力ノ迷宮ヘヨウコソ…。池田真治のブログです。日々の研究のよどみ、そこに浮かぶ泡沫を垂れ流し。

【アクタ・エルディトールム】

ACTA ERUDITORUM

・直訳すれば、『学者の報告』ないし『学者の活動』を意味する。

・1682-1731年にライプニッツで出版された、学術雑誌である。ライプニッツの支持を得てオットー・メンケ(Otto Mencke)によって設立され、メンケは1707年まで編集者を務めた。『アクタ』は、もとは、近年出版された本について、要約と抜粋を(ラテン語で)与える定期刊行誌であった。同誌は短い論文も含み、ライプニッツは発端から、とりわけ数学や物理学のトピックでの貢献者であった。

・『認識・真理および観念についての省察』(1684)、『形而上学の改革』(1686)、『短い論証』(1686)、『自然そのもの』(1698)は、『アクタ』での彼の出版のうちでも重要なものである。ライプニッツは、カルテジアンによって読まれたものを書くときよりも、スコラ的な述語をより用いるようにして、自らを別様に提示したことを認める。