labyrinthus imaginationis

想像力ノ迷宮ヘヨウコソ…。池田真治のブログです。日々の研究のよどみ、そこに浮かぶ泡沫を垂れ流し。

科学史

デカルト 数学・自然学論集〔後日譚〕

【前の記事→告知】『デカルト 数学・自然学論集』は、デカルトの遺稿集やメモ、ノートだけでなく、他人が書いた日記や入門書の集成である。我々が今回訳したものは、あまり一般の関心を買わないであろう、デカルトの数学・自然学に関するマイナーワークと見…

デカルト数学・自然学論集〔告知〕

もうすぐ出版されるということで、告知をさせていただきます。デカルト 数学・自然学論集作者: ルネデカルト,山田弘明,中澤聡,池田真治,武田裕紀,三浦伸夫出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2018/02/26メディア: 単行本この商品を含むブログを見る目次…

「コンパスの意義と代数的思考様式の展開−−初期デカルトの数学論を中心に−−」誤植と訂正

『理想』2017, No.699「特集 デカルト」所収の拙論文に、以下の誤りがありました。訂正してお詫びいたします(切腹最中)。 理想 第699号(2017) 特集:デカルト出版社/メーカー: 理想社発売日: 2017/09/01メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 池田真…

最近の作物

ブログではご無沙汰しています。およそ一年も空けてしまいました。この一年にはいろいろなことがありました。 最近、ようやく研究の調子も上がってきそうな気配がしていますので、 またブログの方も充実させていきたいと思います。とりあえず、最近書いたも…

17世紀哲学・数理哲学史 関係のホームページ

午前は報告書を書いたり、書類を出したり送ったり。午後は授業準備を少し進める。哲学演習は野矢茂樹『論理学』をはじめて使用してみようかと思う。前原昭二『記号論理入門』を使いたかったが、数学アレルギーのある人文系の学生に考慮しなければならない気…

リチャード・アーサー教授 東京講演会のお知らせ

リチャード・アーサー教授 東京講演会 "Leibniz from the Perspective of Modern Science" 2016年2月12日(金)16:00〜18:00 於 東京大学 本郷キャンパス 法文二号館 教員談話室 主催:富山大学、富山大学人文学部 共催:哲学会、日本ライプニッツ協会 ●上記…

国際シンポジウム「初期近代ヨーロッパの哲学とインテレクチュアル・ヒストリー」のお知らせ

基調講演者として国際的なライプニッツ研究者であるリチャード・アーサー教授、および、インテレクチュアル・ヒストリーの分野で国際的に活躍しているヒロ・ヒライ博士を招き、以下の国際シンポジウムを開催する予定です。哲学とインテレクチュアル・ヒスト…

17世紀西欧哲学における「数学」の位置づけ(4)

東慎一郎「伝統的コスモスの持続と多様性――イエズス会における自然哲学と数学観」『ミクロコスモス:初期近代精神史研究』第1集,月曜社,2010, 203-233. 上記の東さんの論文を再読しましたので、自分の考えをまじえつつ、簡単にまとめてみました。初期近代…

数理哲学史夏期合宿セミナー

下記の要領で、セミナーを開催します。 数理哲学史夏期合宿セミナー日程:8月26日-28日 場所:草津セミナーハウス D研修室 主催:数理哲学史研究会 8月27日 8:00-18:00 :研究発表会(阿部皓介、五十嵐涼介、池田真治、稲岡大志、久木田水生、鈴木佑京、中村…

17世紀西欧哲学における「数学」の位置づけ(3)

Sayaka OKI(2013), "The Establishment of 'Mixed Mathematics' and Its Decline 1600-1800", HISTORIA SCIENTIARUM, Vo. 23-2, 82-91 上記にある隠岐先生の論文をまとめてみました。「混合数学」という用語の確立とその衰退について、非常に明快にサーベイ…

17世紀西欧哲学における「数学」の位置づけ(2)

ゴクレニウスの『哲学辞典』の後に出されたアルシュテッド(Johann Heinlich Alsted)の『要約哲学辞典』(Compendium Lexici Philosophici, 1626)では、数学(Mathematica)は、聖霊学(Pneumatica)、自然学(Physica)とならんで、事象の近接的原因を探求し学知を…

17世紀西欧哲学における「数学」の位置づけ(1)

表題について、手始めに、ゴクレニウスの『哲学辞典』Lexicon Philosophicum(1613)における「数学の術・数学」"Mathematicae Artes. Mathemata"の項を参照してみる。どう効いているのかはまだ不明だが、数学をして、"scientia"ではなく"ars"「術」としてい…

Machina arithmetica―精神を節約し、幼児でもできる計算機―

森田真生さんからのとある質問がきっかけで、Machina arithmetica(1685)すなわち「算術計算機」の英訳を読んでみた*1。原題はもう少し(というかだいぶ)長い:Machina arithmetica in qua non additio tantum et subtractio sed et multiplicatio nullo, di…

「原子論」関連文献

「ライプニッツと原子論」という課題で依頼原稿を、少し前に受けた。『モナドロジー』成立300年の祭典に向けて、来期は個体論をはじめとした思想史の授業も行う予定。研究も授業も、ライプニッツの「連続体の迷宮」とからめて、連続体の問題と個体の形而上学…

ライプニッツとリンの発見

ライプニッツはピエール・ベイル宛書簡(1687年1月9日)で、次のように述べている。 何年か前に発見された真なるフォスフォラス[光をもたらすもの、すなわちリン]すなわちこのfeu maniableが、その発明家によってここに加工され証明されたように、また、私の…

ヨアヒム・ユンギウス(1587-1657)

ユンギウスは、リューベックに生まれ、ハンブルクに死んだ、医学者・化学者である。ロストックで学び、ギーセンやアウグスブルクで数学を教えた。ロストックとパドアでは医学を学んだ。最初はスコラ哲学を学んだが、後に英国の哲学に転じた。とりわけフラン…

数理哲学史研究会。

「数理哲学史研究会」のホームページ(建設中)を立ちあげました。https://sites.google.com/site/histphilomath/数学史や数学の哲学の古典や研究書の読書会、定期的な研究発表の場にしたいと考えています。魅力的な企画を募集してます。また、現在、参加メ…

ライプニッツと化学

「化学の哲学」が最近、ホットになりつつある予感がしてます。 化学がガチにできる、ライプニッツィアンが今日求められている気がします。 なんか、そんな気がしたので、twitterでつぶやいたところ、某kunisakamoto氏からつっつかれたので、いろいろ調べてみ…

Acta Eruditorum

われわれライプニッツィアンを含む、近代の哲学史研究者・科学史研究者にとって、朗報であります。 Acta Eruditorum http://www.izwt.uni-wuppertal.de/repertorium/MS/AE.html from: IZWT, Repertorium deutscher wissenschaftlicher Periodika des 18. Jah…

ホイヘンス

アダム氏から教えていただいたサイト: The Scientific World of Christiaan Huygens Professor Michael S. Mahoney(Current Agenda and Readings) http://www.princeton.edu/~hos/h591/591f01.html