labyrinthus imaginationis

想像力ノ迷宮ヘヨウコソ…。池田真治のブログです。日々の研究のよどみ、そこに浮かぶ泡沫を垂れ流し。

チェロケース到着。

最近は、できた余暇をだいたいチェロに費やす日々。

3週間ほど前に、celloshopというところに頼んでいたチェロケース(BAM Hightech 2.9 White)がやっと到着。


第一印象は、軽い。とても軽い。2.9kgを謳うだけのことはある。
リュックのように背負えて、持ちはこびしやすそう。

第二印象は、小さい。やばい小さい。最初はチェロが入るか不安になった。いや、寸法は測ってあったので、入るのはわかっていたのだが。背面のクッションはマジックテープで可動式なので、これを移動させると、ぴったりのサイズに収まった。しかし、衝撃を吸収する空間的スペースが十分確保されているのだろうか。

第三印象は、ペラペラ。わりとペラペラ。押して凹むことはないが、全体としては、ケースを開けたときにひねると、少したわむ。これ、大丈夫なのか。そのたわみのために、ケースを閉めるときに、はめ込む感じでやってあげる必要がある。でも、閉めるのはとても楽。

楽器はピッタリ入るのだが、入れてみてある問題が発覚した。私のチェロのネックが、とりわけカーブがきついためか、ケースとスレスレで、強く押すとネックの背面部分がケースに接触してしまう。薄いウレタンを接触部となるところにくっつけて、衝撃を吸収するようにしておいたが、万全とはいいがたい。これは設計ミスではないだろうか。そういえば、以前借りていたケースと比べると、ネックのスペースは相当小さい。どう対処するか考えたあげく、チェロ本体が当たる背面部にウレタンを敷いて、少し浮かすようにすることで、なんとか対処できた。ネック部分のデッパリまで、寸法を測るべきことに気づいていなかった。(寸法については、この動画が参考になる:Will my cello fit into that case? How to measure your cello.)。

暑さや湿気に対する対策として、気密性が高く断熱素材のこのケースを第一候補にして購入したのだが、意外なところで問題が出てしまった。あと、楽器のホールドにも不安がある。軽量化のため仕方なかったのかもしれない。内装も最低限で、重くて安いケースよりよほど高級感はない。全体的なバランスを考えると、ドイツのGEWA IDEA Ultralight 3.2あたりが良かったのかも。これも寸法がどれくらいなのか、わからないのであるが。(単純に、哲学やっているならIDEAだろう、という判断が最初にはあったが、それだけに躊躇してしまた。)地方の田舎なので、現物を見て選べないのが残念だ。あと、他の方も書いてあるように、ロゴプレートがださいので、あれは無くした方がよいです。

色と軽さ、それから気密性・断熱性は気に入っているが、値段にしては、全体的な満足度は低いかも。持ち運ぶときには、後ろ向きに倒したり、ネックをぶつけたりしないように、注意したい。ウレタンなどで内側での保護の補強をしておこうと思う。


追記(2/14)。

ケースを少し改良。チェロの背面にウレタンを敷いて、少し浮かし、ネックが当たらないようにした。また、下部をしっかりホールドするよう、下部クッションの接着を少し外し、そのところにウレタンを下に敷いて、クッションの底上げをしてみた。大分フィットしてきたかも。


あと、"Hightech by BAM"と書かれたロゴプレートがあまりにフランス的でなく気に入らなかったので、自分仕様にするべく、ラベルを貼ってみた。この方が大分マシだろう・・・たぶん。やり方は、宛名ラベルに適当なフォントをみつくろって印刷しただけ。印刷はラベル屋さんで簡単にできた。防水用に、ラベルの上からブックカバー用の透明フィルタを上に貼った。時間が経てばやがてはがれそうだけど、いくつか違うバージョンも作って備えてある。こういう作業は嫌いじゃないかも。