labyrinthus imaginationis

想像力ノ迷宮ヘヨウコソ…。池田真治のブログです。日々の研究のよどみ、そこに浮かぶ泡沫を垂れ流し。

恵贈Day

朝5:30ごろ起床。今日は朝から体調が悪く、顔色も冴えない感じなので、朝は体調管理に努める(おふとんでゴロゴロ)。お昼には持ち直し、予約していたイタリアン・レストランでパスタを満喫。かなりライフ・ゲージが回復し疲れもとれた気がする。

レストランで、今日届いていた、ご恵投にあずかった本を少し読む。

畏友、佐野氏らによる、チューリングの訳業。だいぶ前から翻訳とそのための研究会の話は聞いていたのだけれど、ついに出版されました!手始めに、序文と伝記的な箇所を拝読すれば、いかに私が凡人といえど、チューリングの天才に思いをはせることに意義を見いださざるをえない。

午後から大学へ。いくつか事務仕事をこなして、書類を提出しに行ったら、またまた本が届いていた。

訳者である武田先生・山田先生らによりご恵贈いただいたのは、知泉書館より出ている、『デカルト全書簡集』の第二巻(1637-38)。『方法序説および三試論』を出版した重要な時期のものです。

パラパラと目を通していますが、私の研究にも関わる決定的な資料がいきなり訳出されており、興奮。

それは、リベルトゥス・フロモンドゥスの『迷宮あるいは連続体の複合について』1631に関わる書簡です。デカルトは、線を単位とするあまりに有名な幾何学を確立して以降、連続体の合成の問題を深く考えなかったと思っていましたが、モランは「微細な物質は連続体ではない」として、デカルトに議論をふっかけていたりもしているので、もう少し丁寧に検討する必要がありそうです。

ロモンドゥスも読んでおかなければと思いつつ、ラテン語なのでまともに当たっていなかった。とりあえず、フロモンドゥスについて詳しく書かれた論文とかあれば、読んでみたいが・・・。

みなががんばっていると、自分もがんばらねばと思う。仕事・研究がんばろう。