ピエール・ベイル書簡集オンライン

以下から、ピエール・ベイルの書簡が、オンラインで読めます。

Correspondence de Pierre Bayle

サイトは少し重たい感じですが、すばらしく良くできています。書簡ごとの対応や用語、人物などもリンクが付けられており、容易に参照ができる仕組みです。これぞグッジョブという感じで、フランスの底力と情熱を感じさせます。ぜひ有効に活用したいものですね。

ピエール・ベイル（Pierre Bayle, 1647-1706）は近世を代表する哲学者の一人で、ライプニッツ（1646-1716）とほぼ同時代を生きています。ベイルは、『歴史批評辞典』という大著で良く知られています。初期の著作、『彗星雑考』によって名が知られるようになりました。日本では、野沢協氏によって、『ピエール・ベール著作集』として、多くの作品が訳されております。また最近、『寛容論争集成』の邦訳が同氏によって出版されたようで、注目が集まりそうです。ピエール・デ・メゾーの『ピエール・ベール伝』も同氏によって訳されています。