≪THÉOPHILE≫という名のお茶を発見!
もう一週間くらい前のことですが。
ライプニッツィアンには朗報であります。
≪THÉOPHILE≫という名のお茶を発見しました!!
もはや運命的な出会いと言うほかありません。自意識過剰ですか、そうですか。
ライプニッツィアンには、周知のことですが、≪THÉOPHILE≫は、ライプニッツがしばしば対話篇で好んで用いる、自らを代弁させる偽名なのです。現代で言えば、ハンドルネーム、といったところでしょうか。
何せ、ただでさえやることがおおすぎて大変なライプニッツ研究。
このお茶があれば、われわれはもっと戦えるはずです。
何かは良く分からないけど、これを飲んでいると、何かに勝てる、そんな気がしてくるのです。
いいえ、あぶない飲み物ではありません。たぶん。
すでに気づいていると思いますが、「御茶=THÉ」と掛けているダジャレには相違ないでしょう。しかし、ライプニッツの『人間知性新論』を少なくとも見たことがある人にしか、思いつけないダジャレであることも、たしかなのです。
えっ、Théophile Gautierからとったかもしれないじゃないかって?うるさい、黙れ、聞こえない。そんな人知らないし、ライプニッツの方が先だし。
質料(素材)は、いわゆるハーブティーのそれです。<緑茶+ライチ+マンゴー>という結合ないし実計算(調合)による、フルーティかつエレガントなテイストになっています。全体は諸部分の単なる総和ではないことが、この御茶で体現されています。ライプニッツ的といいましょうか、バロック的多元主義を味覚で表現するとしたらこんな感じなのかもという、複雑なお味です。ぶっちゃければ、緑茶でなんとか味が整っている印象です。東洋茶を含めるあたり、調合主は良くわかってらっしゃる(上から目線にご用心)。
最初は少し苦手な香りだなと思っていたのですが、飲んでいるうちに慣れてきたようで、今ではおいしく飲んでいます。
売っていたのは、Le Palais des Thésのエクス店でした。パリに本店があるそうです。
あとで調べたら、なんと日本にも支店があるじゃないですか[リンク]。むーん、今まで気づかなかったとは・・・。相変わらずです。
どうも、テンションが上がっている感じの変な文章になっていますが、それが仕様でなければ、きっとTHÉOPHILEを飲んだせいかもしれません。なんかのステータス・パラメータが上がっているのでしょうね(※メガテン・ネタです*1)。もう少し早く見つけていれば、自分ももう少しだけライプニッツに近付けたかも、と思います。え?杞憂ですか、そうですか。少なくとも、ライプニッツにきちんと向き合う気持ちが増えただろう、と思うのです。
もっときちんと紹介したいところなのですが、論文と仕事と書類と日々の勉強に追われて相変わらず余裕がないので、お許しください。おかわりでもして、ホッとして、また仕事にとりかかりたいと思います。それではまた。次はカクテルで「モナド」がないか探して見たいものです。ありそうだけど、なければ自分が勝手に調合してみますが、ライプニッツィアン間で議論の必要がありそうですね。