labyrinthus imaginationis

想像力ノ迷宮ヘヨウコソ…。池田真治のブログです。日々の研究のよどみ、そこに浮かぶ泡沫を垂れ流し。

翻訳術

今後,翻訳の仕事も引き受けることを想定して,翻訳の方法を身につけておきたい.
……と,前から思っていたものの,なかなか実行できずにいた.
想うに,翻訳の仕事というのは,

A) 自ら進んでやる場合,

B) 人から引きうけてやる場合

とがあるだろう.

残念ながら,―よほど見込まれていないのだろうか―,後者に関しては,これまで何ら依頼がなかった.それに,あまり若くて経験のないものが,自由な思考を優先すべきときに,いろいろな面で時間のかかり,研究者としては「非生産的」と業界にみなされている翻訳に従事するのは,すごくもったいないことだし,およそ不可避な誤訳によって,研究者としての資質を疑われてしまうのはもっと悲惨なことなのである.こんな感じで,翻訳という仕事に関しては,自ら積極的に関わりたくなかったことが,どうやら根底にありそうである.

どっこい,AとBの中間あたりの,

C) いくぶん自然発生的に翻訳プロジェクトが立ちあがる場合

というのがあったようで,現在,いくつかの翻訳プログラムも立ちあがってしまっている.
もっとも,現在,個人的に行っている翻訳がいくつかあるし,共同的にも,頓挫してしまっている翻訳プロジェクト(某氏とのアレの翻訳)もあったりする.だがしかし.

「逃げちゃだめだ」.
「あきらめたらそこで試合終了ですよ」.

そうだ、翻訳しよう.

というわけで,実践より理論が先行するライプニッツィアンとして,翻訳術を探す旅に出る.

その前に,頭だけで考えていたこともある.
翻訳の方針としては,余計な含意を読みこんで誤解を招くよりは,わかる人にわかれば良いのかな,など.つまり,

1) しっかりと理解している場合には,含意を反映した意訳をする,
2) そうでない場合には,できるだけ誤解のない最低限の訳語を与える.

また訳のスタイルは,

A)直訳調,
B)意訳調,
C)半直訳=半意訳調

に分類されるようで,それぞれに利点・欠点がある.デカルト省察』で言えば,A)白水社版全集,B)世界の名著(中央公論新社)版,C)山田弘明先生版.需要や好みに応じて,どれかに統一するのが良いのだが,まあ難しいよね….

こうした感じで,格律を並べていかねばなるまい.これはめんどくさい.
そろそろ,翻訳マニュアル本を買わないといけないかも.

そうだまずは先人による翻訳マニュアル本を探そう.

英日は多い.文学や小説系のものは,さしあたり必要ない.
こういうのに頼っても,表現は多様なので,しっかりした文法書と辞書をもとに,その都度,表現の翻訳の仕方を学んでいくしかないであろう.
一冊,翻訳の際に注意すべき事柄をまとめてくれている良書があれば,それでいいような気がする.
※他の言語のものを含め,後日追加する.

英日

英英

  • Robinson Becoming a Translator: An Introduction to the Theory and Practice of Translation http://amzn.to/gMb8Bd

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「プロから一般の人まで、ひとつ上の文章表現をめざす人に。文章作成に必携。報告書を書く・社内報を作る・ホームページを作成する・ブログを書く・卒論を書く・履歴書を書く・作家をめざす・翻訳をする等、「書く人」のための辞典…」