ラテン語学習サイト
"How to Learn Latin" via TRIUMVIR SAPIENTIAE
山下太郎『しっかり学ぶ初級ラテン語』
※これまでいくつかラテン語入門書を読んできたが、ここまで丁寧かつ詳しく説明してくれているものはない。独習用の決定版だろう。
小林標『独習者のための楽しく学ぶラテン語』
※京大でのラテン語の集中コース(山下先生)で使っていたテクスト。例文が含蓄のあるものばかりで、好きな教科書である。ただし、独習用としては難易度が高いように思う。
中山恒夫『ラテン語練習問題集』
※豊富な問題集で、文法理解の確認を兼ねて、日々の練習で筋力upするのに良い。
中山恒夫『古典ラテン語文典』
※詳しく例文も豊富な、日本語で読める文法書として、この一冊があればたいていはカバーできそうである。フランスに留学していた夏休みに通読したが、骨が折れた。むしろ、折に触れてそのつど何度も参照するのに向いていると思う。
文法書を終えたら、何か好みの書物にすぐに入って、文法書をそのつどひもといて、文法を生きた知識として定着させるのがよいようである。私はこの方法をとらずに文法書と問題集ばかりでやっていたため、好奇心がもたず、そのつど文法書を繰り返し、あまり上達しなかったように思う。
たとえば、今では、
などがある。より充実したものに、英書のLatin via Ovidがある。
羅和や羅英の対訳や、翻訳のあるものを読むのもいいだろう。哲学であれば、専門の辞典やレキシコンがありネットでも読めるトマスや、スピノザ『エチカ』などはわりと容易に読める部類だと思う。焦るのは禁物だが、ダイレクトに読みたい本にアクセスするのが、早道かもしれない。