labyrinthus imaginationis

想像力ノ迷宮ヘヨウコソ…。池田真治のブログです。日々の研究のよどみ、そこに浮かぶ泡沫を垂れ流し。

ライプニッツ・クロノロジー

書くべきことがある。

ライプニッツ研究者であり、近年は「ライプニッツ・クロノロジー」すなわちライプニッツの全著作目録の作成を進めていた松尾雄二先生が、今年他界された。
3月21日、神戸大学で行なわれたライプニッツ研究会で初めてお会いし、懇親会にてたまたま同席となったことがご縁で、いろいろと研究上の貴重なアドヴァイスをいただいた。その際、カント研究から出発されたというお話を伺い、自分の関心を聞いてもらう中で、カントの批判期前の著作をふたたび意識するようになったのも、先生の助言によるものである。そして、このあいだのライプニッツ協会後の慰労会にて、先生がお亡くなりになられた事実を知った。まさに「一期一会」とはこのことかと驚かざるを得ない。この場を借りて、松尾雄二先生に、謹んで哀悼の意を表します。
松尾先生のご研究は生きており、クロノジーをはじめ、諸研究をDLすることができます。
以下、勝手ながら下記にリンクを貼らせていただくことをお許しください。
松尾雄二の研究室