labyrinthus imaginationis

想像力ノ迷宮ヘヨウコソ…。池田真治のブログです。日々の研究のよどみ、そこに浮かぶ泡沫を垂れ流し。

日記を再開したい

富山は本格的に雪が降りはじめた。

朝は3時に目覚めてしまったので、翻訳の仕事。まだ雑すぎるしわからないところだらけだが、1つ下訳を終えた。そこで、ほっといていた組版にとりかかるが、なかなか苦労している。

今日は、TeXで図や表を左(右)、右(左)に文章を書きたい場合、\minipage を使うとよいことを教えたいただいた。

論文などの業績は書いた人だけのものではなく、ある研究ができあがるまでには、いろいろな人のお世話になっているので、周囲との関係はとても大事だということを改めて思った。

午後からは、大学でお仕事。

いまいち、自分でもどのくらい忙しいのか、忙しくあるべきなのか、状況がつかめていないみたいなので、どういう状況かちょっと整理してみる。

依頼された翻訳が2つ(羅・仏)、研究上自分で訳している翻訳が1つ(独)。来年3月が締め切りの論文が1つ、来年の学会シンポジウムでの講演依頼が2つ。そして来年度の日本ライプニッツ協会大会は富山大学でやることになったので、現地担当は当然わたし。さらに、昨日、原稿依頼がまた1つ来た...。たとえ業績になろうと、自分の専門から離れる自分にふさわしくない仕事は断ってしまったりしましたが、それでも、今年のラッシュはすごい。自分でも、なぜかは良くわからない。たぶん、まだ何か忘れている。期待に応えられないと、えらいことになりそうだ。

研究が忙しいからといって、教育をないがしろにするつもりはない。余計なことはなるべくしないようにするつもりだが、できる限りのところでやっている。基礎ゼミのグッドプラクティスにも選ばれたし、やれば出来る子に違いない。あれはお遊びの要素を取り入れたものだが、普段の授業ではもっと真面目で古典的なスタイルでやっている。出席率は6〜7割くらいと、たぶんかなり低いが、熱心な学生もいるので、それほどつまらなくもないのだと思う(自分は好きなことをやっているので楽しい)。卒論指導のための勉強もしなければならないし、講義では空間論の哲学史と生命・進化・情報の思想史を扱っているが、どちらもなかなかハードなところに入ってきたので、まったく気が抜けない。

そのはずだが、人間、余暇に好きなことでもやらないと身が持たないわけで、毎日、1時間はチェロのお稽古をしている。むしろ、何よりも音楽にもっと力を注ぎたい。

ところで、本来やりたい研究は、数学の哲学であり数理哲学史なので、数学や論理学の勉強が継続されていなければならないのに、こちらは、目下、時間がまったくとれていない。夏にせっかく時間をとって勉強していたのだが、無駄になりそうだ。本当にやる気あるのか、疑問だ。なにせ時間がかかる。

というわけで、毎日が非リアルなし方で充実しているが、自分の身の丈に合った、人生の身の振り方を考えねばならない段階にきている(白目)。

生活の雑事にまで気が回らず、身体にもいろいろとひずみが生じてきているようだ。一度たがが外れるとどこまでも堕ちてゆきそうなので、しばらくは自分を監視しつつ、コンスタントにがんばってみる。