labyrinthus imaginationis

想像力ノ迷宮ヘヨウコソ…。池田真治のブログです。日々の研究のよどみ、そこに浮かぶ泡沫を垂れ流し。

ニュートンの研究術。

ニュートンの集中力。

・他のすべての雑念を追い払って、数時間も数日間も、一つの問題に精神を集中した。
・いくつもの発見を成し遂げたのは、ニュートン曰く、「発見に至るまで、いつもいつも考えていることによって」であった。
・ひらめくまで待つ、忍耐。「問題をいつも自分の前においておき、暁の一筋の光がさし込み、それから少しずつ少しずつ明るくなり、本当にはっきりしてくるまでじっと待っているのです」

ニュートンの研究の深め方とその整理法。

考察したことをノートに細かい字で記入。
そこでしるされた各項目のうち、より基礎的なものにはより若い番号を打って整理。
不必要なものは消し、必要なものを追加する。
次の頁には、前の頁をもとにした、さらに深い思索を展開。
その後、また整理番号を打つ。これを繰り返す。


ほぇー。専門は17世紀の数理哲学とその歴史ですが、知識の量よりも思考の質がこのご時世では重要だと考えているふしが自分にはあるみたいなので、参考にしたいと思います。ただ研究方法に関しては、当時、紙は貴重だったと思うので、現代では、ゆったりと余白を取って、大きい字で書いたほうがいい気がします。あと、人間的にはあまりお近づきになりたくないです。ライプニッツ擁護派なので。

関係なくはないけど、もう一つのPrincipia Mathematicaも近々勉強会で部分的に読むことになろう。