labyrinthus imaginationis

想像力ノ迷宮ヘヨウコソ…。池田真治のブログです。日々の研究のよどみ、そこに浮かぶ泡沫を垂れ流し。

なんだかんだ言って、今夏も去年と同じくラテン語と数学と空間論漬けの日々。現在発表に向けて、とある文献を翻訳しているのだが、昨夏一生懸命読んだ『古典ラテン語文典』も、あんまり効いている気配がない。どうやら大部分が記憶の深海に沈んでしまったようなので、もう一度読み直さないといけないな。ノートどこやったぞなもし・・・。いずれにせよ、印刷紙の裏に走り書いていたので、あまり整理されていない。やはり、きちんとノートを買って、丁寧にやっていくのが一番だったと、今では後悔している。復習時に手間が省けるし、ノートを書き足せるようにゆったり書くのがよいだろう。
数学は解析とかの勉強会がメイン。3年半のブランクは大きく、より入門的な教科書にて、やっと微分の復習が終わり、今、積分の復習中。毎日とまではいかないが、2日に一回は問題を解いていたので、ようやく記憶に定着しつつある。
空間論、といっても、ライプニッツのそれを除けば、曲線や曲面の数学的理論関係で、あくまで数学的に関わっているのみ。むろん、それが前提なのだから、順序として当たり前である。昨年まとめた、ライプニッツ=クラーク往復書簡のノートを早く論文化しないといけないなあ。それから、早くReichenbachとSklarを読んでしまって、Boiタンの『空間の数学的問題』を読み倒したい。「数学的」とか書いて気取っちゃって、「哲学的」にはまだまだだね、とか言いたい。まあ、無理か・・・。そう言えば、M. Friedmannの本がいつまでたっても図書室に返却されず借りれなかったので、どこかで手にいれたいとこ。

さて、研究の関連でPrincipia mathematica(←Philosophiae naturalis的な意味で)を調べていて、あっさり邦訳に逃げたところ、中公バックスの世界の名著、『ニュートン』の付録記事(吉仲正和先生)に、おもしろいことが書いてあったので抜き書き整理。