■

"... one individual is not capable of carrying on scientific and philosophical work at the same time."―Hans Reichenbach

今日もヌアジュー。数学と物理の復習。カンヌ映画祭なんて、どうでもいいから。それにしても、みんな同じような本ばかり読んで大丈夫なのかね。

引用を挙げたのはほかでもない。数学の哲学なんて野心的なことをやろうとしている学生は、個々でやってもたかがしれていると思う。はるかに頭のいい科学者たちですら、共同研究でやっとこさ新しい成果を出すのがほとんどのケースなのだから。むろん例外もたくさんあるだろうけど。

このあいだのエピステモロジーの博士発表会で出席していた学生は自分を含め8人、内女性4人。閉まっているから今年はわからないけど、リサンスになると8割方女性なんじゃないだろうか。哲学をやっている女性はカッコイイのに、そのイメージが日本にないのは残念なことだ。数理哲学系が自分を含め野郎3人。これは仕方ないのだろうか。それぞれ、ライプニッツ、ポアンカレ、ワイルを研究。研究会でもやれば、さぞかし実りがあるだろうに。自分の研究はいろいろ多方面の知識が要るし、それを身に付けるのが大変なので、単なる凡人の溜息にすぎないのだが。

夕方、携帯の充電電池とcarafe filtranteを購入。水道水はそのまま飲めるくらいおいしいが、腹痛がまだ完治していないし、念を入れて。コーヒーが少しおいしくなるかもしれない。本を読んでいたらいつの間にか雨が降っていて、ベランダの自転車を濡らしてしまう。ごめんよう。