labyrinthus imaginationis

想像力ノ迷宮ヘヨウコソ…。池田真治のブログです。日々の研究のよどみ、そこに浮かぶ泡沫を垂れ流し。

「ライプニッツ研究センター」のサイト。

2月8日、Wenchao Li教授(ライプニッツハノーファー大学)の発表を聴く前に、パリ‐ソルボンヌ大学を母体とする、ライプニッツ研究センター(Centre des Études Leibniziennes)の新サイト建設に関する打ち合わせに顔を出してきました。

以下が新サイトのアドレスです。

http://efji.info/Cel/wordpress/

ディレクターは私の指導教官なのですが、ローズィ教授はやる気まんまんでした。CELのメンバーであれば、記事を自由に投稿できるとのことで、私も投稿しようと思えば、できるようです。メンバーとしばしば食事をするなどして、面識はようやく得たけれども、この短期間のうちに発表の機会を得ることは難しく、もっと打ち解けたし方で、あの豪華なメンバーの中に割って入るのは、時間的にも能力的にもなかなか厳しいのが現状です。しかし、この分野では、あまり焦る必要はないかな、と思っています。それよりも、じっくりと時間をかけて、いい研究を提示することを目指したいです。ただ、じっくりはいいが、のんびりしてはいけない。

実は、このサイト建設の話、最初、私のところに声がかかってきたのでした。しかし残念ながらバイト代の予算が出ず、私もエクスで仕事がまだあり、すぐにはパリに行けず、話はポシャってしまったのでした。あと、このあいだの面談のときに、指導教官からパリのポスドクを勧められるなど、フランスにもう少し滞在することを可能にするような、仕事のチャンスがいくつか転がり込んできたりしたのでした。運命は分からないものだな、と思いつつも、しかし、ゆえあって、3月1日には、日本に帰国せねばなりません。一時帰国ではありません。

パリでも結局、研究や仕事のために、部屋に引き籠もる日が多くなり、日々もんもんとしておりますが、デカルトライプニッツのコロックなど、外出の機会はさすがに多く、研究者と交流したり、息抜きに美術館に行ったりと、パリでの残りの生活を楽しみたいと思っています。