labyrinthus imaginationis

想像力ノ迷宮ヘヨウコソ…。池田真治のブログです。日々の研究のよどみ、そこに浮かぶ泡沫を垂れ流し。

パリ。

慣れ親しんだエクサン・プロヴァンスを離れ、パリに引っ越してきました。

荷物(主に本)は、7割がた船便(économique maritime)で日本に送りました。残りはパリに。2日に一回、郵便局を往復していたのですが、それじゃ間に合わず、最後の週は毎日往復してました。パリに送った分を合わせると60箱近く送りましたが、かなり時間も食いましたし、何より疲れました。もっと楽な別の方法があったかもしれません。

引っ越しの準備は大変でしたが、限られた時間の中で、何人かの仲の良い友人と、別れの挨拶を交わすことができました。
エクスの最後の夜、友人から、自分なら最後に街を散歩すると言われ、夜中、街を散歩。運よく、雲ひとつない星空を眺めることができました。

昼に大家さんと待ち合わせてたのですが、手違いで、部屋を空け渡すのが二時間ほど遅れるトラブル。予約していたTGVをキャンセルし、パリには予定より3時間ほど遅れて到着。それでも、新居には無事、はいることができました。

パリでの新生活がはじまりました。新居は快適です。エクスでは、住居であれほど苦労したのが嘘のよう。今思えば、あれは良い経験だったのかもしれません。

パリにはすでに何度も来ているためか、新鮮な気持ちはそれほどありません。また、ここにいる内にできることも、限られています。できれば、10年くらい前にここに来たかった。それはともかく、これからのパリでの研究滞在を、全力で満喫したいと思います。

思いのほか引っ越しに時間をとられて、自分の勉強がほとんどできていないので、年内までには、こちらでの研究生活のリズムを整えたいと思います。

というわけで、新年はパリで迎えることになりました。

それでは、みなさまも良いお年を。