labyrinthus imaginationis

想像力ノ迷宮ヘヨウコソ…。池田真治のブログです。日々の研究のよどみ、そこに浮かぶ泡沫を垂れ流し。

解析研,Γ関数つづき.独学では難しくてどうしようもないなと思っていただろうところを,勉強会で理解した気になる日々.歴史的な流れに沿って,もう一度整理し直したいな.
午後,図書館で原始帰納的関数・関係の続き。照井先生のレジュメが判り易くてためになっている.
月末は,結局,某書類のために論文投稿が犠牲になったり,某問題があったりして,論文を書くモチベーションが落ちてしまった.
その代わりにロジックの勉強が進んだり,いろいろ資料を集めたりできたのではあるが,研究の集中を切らしてしまったことは確か.来月からは別の研究テーマに集中しなければならない.これは必ず良い結果を残さなくてはならないので,これまでにない集中が要求されそうだ.
がんばろう.
夜はラウグヴィッツ『リーマン - 人と業績』の伝記を読んで,少し興奮.リーマンの数理哲学も興味出てきたな.かなりマニアックになりそうだが.いや,そうでもないか?ヨーロッパだと,普通に数百年前の家屋が残っていたりして,当時の雰囲気がわかるんだよなあ.木造家屋の日本では得られない調査結果だ.途中,邦訳が気になるところが数か所あった.まあ脳内修正できるレベル.翻訳ってやっぱり大変なんだろうな.ドイツ語だとなかなか読まなかっただろうから,とてもありがたいです.
ライプニッツからワイルまでの数学的空間論をまとめることができたら,さぞかしおもしろいんだろうけどなあ.こっちでの空間論セミナーで,いつかJくんとまとめて本を出してみたいものだ.とりあえず,そういう夢を持って頑張ろう.E. Scholzの本は邦訳ないんかな.ドイツ語がもっとできるようになったら,チャレンジしてみたいものだ.