labyrinthus imaginationis

想像力ノ迷宮ヘヨウコソ…。池田真治のブログです。日々の研究のよどみ、そこに浮かぶ泡沫を垂れ流し。

午前、某作業、午後からアリストテレスの『形而上学』のコロックに参加。午前はΓの巻だった模様。他の巻と、矛盾律の位置づけに矛盾があるとか。やはり個体化の原理の話もしてくれたらしく、聞けなくて残念。午後は、Λの巻とアリストテレスの神学について。この巻が、全体の要約的位置づけであるらしい。Tricot訳ではDieuになっちょるけど、dieuだよね、という僕でも分かる話。第一動者をめぐる議論など、中世がいかに偏ってアリストテレスを受容してきたかについて。実体の分類とか、アリストテレスの数学の哲学にも関わる話も多くあって、なかなかためになった。その後の歓談もしたかったが、余裕なく、帰って書類二つ。とりあえず、エントリー。合同発表会のアブストラクトも、半完成。相変わらず書類ばっかり書いているな。賢くなりそう。