labyrinthus imaginationis

想像力ノ迷宮ヘヨウコソ…。池田真治のブログです。日々の研究のよどみ、そこに浮かぶ泡沫を垂れ流し。

朝、雑務。息抜きに見た、『爆問学問』の粘菌の回が面白かった。実験の発想がいい。どのレベルで知性があるのか、もはや古典的枠組みでは考えられないという事例を与えているのかもしれない。知とは何なんだろうね。あれこれ考察してわかったのは、問題が山積みだということばかり。帰国時に買ったズボンががばがば。最近の生活で、激やせしてしまったようだ。昼から大学で研究。難しい。数時間を費やして、一ページだけ進む。4ヶ月ぶりにファイルを更新。ようやく夏やっていた研究と接合したので、よしとする。図書室は寒くて体調不良。アグレガシオンを目指す生徒の質問に答えたり。なかなか鋭いところもある。彼が質問したのは、後で調べなおしたところ、ライプニッツの『モナドジー』で解釈上難点のあるところだった。幸い、的を外れた回答はしていなかった。なんか最近は人助けばかりしている。自分を助けてあげないと、人助けで自分が溺れるはめになる。エピ研で少し作業してから、図書館で論文を一部コピー。たまたまクラシック雑誌のバッハ特集が目に入って、パラパラ読んでいたら、レヴィ=ストロース追悼の記事があった。なんでも、若い頃はバイオリンをやっていたらしく、作曲家になろうか迷っていたとかなんとか。天才とはいえ、100歳まで生きても、さすがに両方では大成できないのだなあ。むろん、レヴィ=ストロースと音楽は深い関係にあり(下記リンク参照)、個々の著作が彼にとっては、音楽では実現できないところの、作曲であり音楽であった。こちらは、スコラの勉強もしないといけないが、その時間があったらロジックや数学をするよなあ、どうしよう、とかそのレベル。いろいろと課題を抱えている。

Claude Levi Strauss et l'importance de la musique dans sa vie