labyrinthus imaginationis

想像力ノ迷宮ヘヨウコソ…。池田真治のブログです。日々の研究のよどみ、そこに浮かぶ泡沫を垂れ流し。

『セクシーボイスアンドロボ』とか。

今日も過ごしやすい天気。暑くもなく、涼しくもなく。一日文献読み。どんどん読むべき文献が増えていく。買う余裕もないし、借りれる図書館も近くにないし、何より読む時間が足りない。今日も亦途方に暮れる夕日哉。
***
夕方、本を受け取りにポストまで。ドイツから。カント専門の友人に勧められた本。読みたいけど今は必要ない。そして今必要な本がない。どうしよう。研究は快調に遅れている。それでもモチベーションは上がってきているくさい。博論と再び向き合えるまで、半年かかってしまったなあ。
***
夕食は豚肉とピーマンの炒めもの、白米、パン、ワイン。ビールをやめて最近はワイン。だから炭水化物は太るって。和風にするつもりだったが、途中でめんどくさくなって変更。しかしすでに白米を炊いていたのだった。そして、バゲットは買った直後が一番おいしい。でも肉類にはやっぱり白米が合うのだ。クスクス(couscous)もまあまあ合う。そういえば、クスクスは近頃全く食べていない。その存在を忘れていた。ん、存在と忘却。<私>の存在は、<私>自身を含め、いずれ完全に忘れ去られるだろう。しかし<私>はたしかに存在していたのである。このことが証明できれば、哲学をやる必要はなくなるし、哲学自体が要らなくなるだろう。逆に、このことが証明できない(ことが証明される)ならば、哲学は必要であり続けるだろう。
***
引き続き、『セクシーボイスアンドロボ』を視聴。主役2人の純粋な演技がまぶしく、なんだか青春時代に戻ったような錯覚。松山ケンイチは天才だなあ。入魂の演技。キャラクターはぶれないし、独特の世界観を作っている。世界観を「持っている」というより、「作っている」というのがおそらく彼にはふさわしい。実際にこんなにかっこいいオタクはいないと思うが、オタクっぽい。ある一つのこと(劇中ではマックスロボ)に一途に熱中しているというのが伝わってくるからだろう。無論、実際にそこまでロボオタであるわけではないだろう。しかし、そのコンセプトが伺える。何か一つのことに熱中し続けるのは一つの才能。ただ思うだけでなく、思いを実行することができ、思いを決して曲げない。コンセプトは、そうしたところから鍛え上げられる。それを持っているから、たとえ架空人物の役であっても、それを表現できる。つまり、彼は「役者オタク」なのだろう。いやあ、こんな役者さんがいたのですね。哲学という全く異なる分野を研究している自分にも、何か見習うところがあるように思いました。
***
あと、滝川クリステルさんがNews Japanを卒業したとか。お疲れ様でした。留学中に総理が5人も代わったこと(小泉→…[中略]…→鳩山)には、何ら感慨もなかったのですが、このニュースには、時の流れも感じ、ちょっとショックです。遠い親戚らしいのですが、面識はありません。残念ながら。
***
なお、ブログを書いているとき、大抵酔っています。どうかまともにとらないでください。