labyrinthus imaginationis

想像力ノ迷宮ヘヨウコソ…。池田真治のブログです。日々の研究のよどみ、そこに浮かぶ泡沫を垂れ流し。

9月来た。もう9月。まだ9月。

メガネのせいで眼が疲れる。昨夜はフランス語のDVDを聴きながら寝落ちした。
朝4h30起床。こちらに提出する予定の論文のプロット。2時間ほどでやることが大体見えた。すでに最低限の結果は得ているが、あいだを詰める作業が残っている。
それから別原稿の改訂。こちらはもっと削って、欲張って大変になる前に早いとこ投稿したい。
あとノルマとか。16h30ごろ、力尽きて寝る。

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18h頃起きる。郵便受けに不在届けが。居るっちゅうに。
本と日本食届く。届いたのは以下の本とか。

・高橋正子、『計算論―計算可能性とラムダ計算』。こちらでの仕事としてラムダ計算の知識が入用になったから。わからなくなったら先輩に聞こう。時間とれるだろうか。
高瀬正仁、『無限解析のはじまり―わたしのオイラー』。かの『オイラーの贈り物』がおもしろすぎたので(内容はもう忘れかけているが感動は残っている)、続きの一冊として購入。オイラーいいよオイラーライプニッツ−ヨハン・ベルヌーイ論争も扱っており、必読。副題が「我がオイラー」ではなく「わたしのオイラー」としているところも、やわらかくて良い。wktkが止まらない。思えば、本格的数学書の文庫化はオイラーからはじまったのである。
・アレクサンドル・コイレ『閉じた世界から無限宇宙へ』(横山正彦訳)。英訳がDLできる。言わずとしれた科学史の傑作。友人から、コイレのフランス語は外人によるものでクリアーなので、参考にしたら?と言われた。というわけで、素直なボクは、実家から送ってもらった。むろん邦訳はすでに読んでいるが、忘れているし。ライプニッツのフランス語も素晴らしいので、それを何遍も読んでいるはずの自分がなぜこんなにフランス語が書けないのか、疑問すぎるくらい。特に『形而上学叙説』が美しいと思う。その講義をするのが、将来の夢の一つ。
あずまきよひこ、『あずまんが大王』3年生。おまけ。『よつばと!』まだぁ?

あと、荷物を受け取りにいくついでに、書店でPléiade版Malebrranche, OEuvre, tome 1をついに購入。古本を見つけるまで待っていたけど、もういい。49ユーロは安い方。tome 2は薄いのに70ユーロと高くて断念。現代からは離れていきますなぁ。
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ちょうど帰国する予定の時期に、科学哲学会(11/21,22)もあるのね。今日気づいた。ついでだし、帰国予定を遅らせようかな。発表は申し込めなかった(昨日8月末が締め切りだったようです)。不覚というか、突然帰国を決めたわけだし、海外にいると伝わって来ない。もともと予定にもなかったので、まあしょうがない。今回は縁がなかった。こっちでやるべきことがあるしね。予定が合えば、刺激を受けに聴きにいこうと思います。

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