結合について
アリストテレス、かっこいい。引用したい。
・「実際偽はつねに結合のうちに成立するのである」430b2
・「素材を伴わないものを対象とするかぎりは思惟はつねに真である」430b31
〈知性〉ないし〈理性〉(前者が抽象や一般性の度合いに関わるのに対して、後者は推論の能力に関わる。この区別をきっちり押さえたいのだが)と想像力の区別もまた、この結合のありかたにあることが、この2つの引用でわかる。すなわち、素材(質料)を伴う思惟である想像力は、つねに真ではありえず、偽の結合をもたらす可能性があるわけだ。
ボクノテーマは、〈想像力〉から、もっと広い、〈結合〉の哲学へと向かいつつあるな。
もっとも、前者もまだまだやるべきことがありすぎて、どうしようもないんだけれども。