labyrinthus imaginationis

想像力ノ迷宮ヘヨウコソ…。池田真治のブログです。日々の研究のよどみ、そこに浮かぶ泡沫を垂れ流し。

少し、顔が、むくみぎみ。微熱が続く。朝、原典と論文読み。関心はいつだってconceptualなのだが、historicalなことも知っておかないといけない。ペックハウス(Peckhaus)はえらいのだが、自分が知りたいことは得られず。分析手法はアンジェレッリ(Angelelli)の方が好みだ。数年前、レポートの課題でフレーゲにおけるライプニッツの普遍的記号法の理解を知るため、ハイエノールト(Heijenoort)をはじめいろいろ論文を読んだことがあるが、まだ決定的なものには出会っていない気がする。そのときは、クルーゲ(Kluge)の論文がもっとも気を引いたが、まだ何か言えそうに思えたのでその延長的なことをやってみた。フレーゲライプニッツの関係全般に関しては、文献研究という印象ではないが、やはり石黒先生のご研究が一番おもしろいように思う。良いと思った研究の手法を身に付け、きちんと自分の手法というものを確立していきたいものだ。夕方体調を崩し寝る。それから買い物へ。寒さが身にしみるからと、ワインを飲みすぎた。来週は事務的なことで忙しそうなので、週末中になんとか体調を整え直したいとこでありかつ研究を進めておきたいとこ。問題は、これが両立できるのかというとこ。
いまだ滞在許可証の更新の書類すら出せていないので、出国前にレセピセはもらえそうにない。いちおう期限内ぎりぎりだがそれでフランスに戻れるのか。フランスの事務のお粗末さを少しなめていたかもしれない。今までは悠長だった自分も、さすがにあせってきた。場合によっては、故あって見送った博士過程への登録をするなど別手段をとらなくてはいけないかもしれない。真夜中に無駄な不安に陥る。元来、心配性なのだ。小さいことだが、うまく転ばないと勉強どころではなくなる。少なくとも滞在の更新を正当化する何らかの文書をもらう必要があり、それで戻れるのか領事館に確かめる必要がある。いや、まず領事館に電話だな。何をなせばうまくいくのかがよくわからないもの。ああ、本業外でやるべきことが多すぎる。寒くてもいいから今は穏やかさがほしい。