labyrinthus imaginationis

想像力ノ迷宮ヘヨウコソ…。池田真治のブログです。日々の研究のよどみ、そこに浮かぶ泡沫を垂れ流し。

忘れて良いことと悪いこと。

10月。昨年のこの時期の記憶がない。思い出したくもない。
朝から大学でノルマと研究。
忙しくてノルマをさぼりがち。殴ってくれていい。前にピンとこなかったところをやり直したので、先には進んでいない。少しだけ埋まったが、まだピンときていないところもある。わからないので、あまりおもしろくない。
研究の方はなんだかとってもベーシックなところで詰まっている。研究日誌を見ていると、5ヶ月ほど前に主題化した問題だった。その後うっちゃって、やっぱり大事なので、今頃それにアタックしている。なぜ日々省察を継続しないのか。もっと近視眼的にならないといけないし、忍耐力をつけないといけない。しかし、いろいろ思い浮かぶからといって、ノートをとりすぎなのではないかと思う。これでは読み返すだけでも一苦労。もっと省察を深めて、それをノートにとるようすべきなのだが、省察過程を書かないと忘れてしまう。ほかにもよく忘れる。論文の引用を原典で当たる際、引用だけでは不満なので結局全文読むことになるのは良くあることだ。しかし、読み終えた頃になって、以前読んでいて、レジュメや部分訳も作ってあることを思い出した。やばいかもしれない。記憶力がないくせに訓練を怠ってしまった気がするが、もはや取り返しがつかないのかな。どうしよう。せめて、記憶がもう少し安定してくれれば対策も立てようがあるのだが。
おなかの具合が悪くなってゴロゴロ鳴るものだから、周りにも迷惑だろうと途中で帰宅。もっとも、他人にその音がどれほど聞こえているのか、そしてそれがフランス人にとってどれほど不快なことなのかは不明。例の「くしゃみをそらす術」は身に付けてみたいが、以前失敗して大変なことになって以降、試していない。鼻をかむ際、あの人たちは躊躇なく大きな音で「チーン」としているから、音に関してはそれほどマナーが一貫されていない。
夕方、ジョギング。3週ほど。おそろしく、のろい。もはや誰も追い越せず、女の子にも抜かれる。でも気にならなくなったなあ。研究と少しいけないことについて考えた、小一時間。