labyrinthus imaginationis

想像力ノ迷宮ヘヨウコソ…。池田真治のブログです。日々の研究のよどみ、そこに浮かぶ泡沫を垂れ流し。

曇り。筋肉痛はないけど、疲労ぎみ。カントの続き。少なくともあと何回か読む必要がある。とりあえずテクストを一通りまとめて、早く本業に戻ろう。やっぱりコメンタリーがないとつらい。カントはいずれ本格的に取り組まねばなるまい。ヴイユマンは素人には無理だから、ケンプ・スミスヘルマン・コーエンカッシーラーあたりを読んでからだな。気の長い話だ。じっくりいこう。カントを踏まえないと話にならない。昔に数学基礎論が哲学者と数学者で盛んに論じられえたのも、カントという共通の基盤があったからではなかったか。今でも、たたき台となる点でカントに張るような体系的哲学者は出てきていないとすると、やはりカントの読書を奨励せざるをえない。

どうせ年齢制限にひっかかるんでしょと思いつつ、応募できるのか気になる。記事によると、若手研究者の内向き志向を批判してるけど、じゃあ学振の変な内向きの制限は何なのさ。内向きなのは果たしてどちらか。いろいろと不可解。しかしもう少し上手く立ち回れていればなあ。無駄に純粋というか正直なきらいがある。凡庸な人間はせめて器用でなくてはいけない。

付記:カントの空間論についてのフィシャン論文をみつけました。

付記2:ヘルマン・コーエンのpdfを見つけたので、リンクを追加しました。