labyrinthus imaginationis

想像力ノ迷宮ヘヨウコソ…。池田真治のブログです。日々の研究のよどみ、そこに浮かぶ泡沫を垂れ流し。

曇ったり晴れたり。遅く起きてしまった。さすが神山健治、「東のエデン」はおもしろい。でも、OPにオアシスなんてすでに売れすぎたロック・バンドなんか使っちゃって。もっと、埋もれているけど才能あるバンドをインディーズから発掘しようとは思わなかったのかな?そういう世界観を表現したいなら、そうすべきだったと思うんだけど。IGならやれたでしょ。ああ、たしかにEDは「異例とも言える大抜擢」らしいし、タイトルも含めとても気に入っているんだけど。ひょっとして、両極端をとることでアニメの世界観を表現しようとしている??

昼から図書館で下記の書を読む。読み残した分はカフェで最後まで読み切る。読了後はふたたび村上春樹の世界をほろ酔い気分でゆっくり楽しむ。そのあとはひさしぶりに映画を観る予定だったけど、上映までまだ大分時間があるようなので、懲りずにケバブを食べつつ(もちろん前とは違う店の)、街で人間観察。あー、夏だなー。小さな地方の街なのにわずか30分のあいだにいろいろなことが起こる。暴れていて逃げてきた酔っ払いがまさに目の前で警察官に逮捕される。強盗に身ぐるみはがされたと弁舌するおばさん、など。せわしない世の中だ、何が起こっても不思議ではない。犬に咬まれたり強盗にあうのは、ここではごく自然なことだったのだ。ようやく風景に溶け込んできたせいか、最近はとくに何事も起こらない。でも油断は禁物だ。食後、マザランで『おくりびと』(仏訳Départures)を観る。おもしろかった。久石譲の曲はいまいちだったけど。あんなことされたら、またチェロを弾きたくなるじゃないか、ちくしょう。聖書であるバッハの楽譜だけは持ってきたのだが。