「問題のかわしかた」が知りたい
主に本業に従事。書いては破棄。新たに追求すべき問題が見つかったのはいいが、結局うまく書けずにしまったので、これという成果なし。いろいろとテーマがつながってきたのはいいが、当然の帰結として複雑になってきた。哲学をやるには、問題を見つける能力も必要だが、それ以上に問題をかわす能力が不可欠だ。
本業と息抜きの間にグッドマンの『世界制作の方法』を読んでいたけど、いろいろ刺激的でおもしろかった。何より扱い方が絶妙。とても真似はできないと思うが、エレガントな身のこなしで、問題を次々とかわしていく点が見習うべきところである。そのためには、扱うべき問題と扱える問題をはっきりさせる必要がある。次は、体系的主著である『現象の構造』を借りてこよう。それはそうと、読むべき本の方をさぼっているのはいけない。問題をかわすのと、問題から逃げるのとは別のこと。
追記。表題に偽りがあったので修正。「問題のかわしかた」は書いてありません。